| 銘柄 | 予想 | 当日騰落 | 判定 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| フジクラ (5803) | 順張り | -0.69% | ✕ 想定外 | 決算前に積み上がった信用売り残が急減し買い戻し優勢。大陽線が連続しボリンジャーバンド+2σ超えでバンド拡大中 |
| マイクロン・テクノロジー | 順張り | - | 未検証 | +4.87%で20日移動平均線を回復、インベスティングプロの目標株価も上振れを示唆し戻りの勢いが増す可能性 |
判定は 順張り=当日+0.5%超で◯/逆張り=当日+0.5%超で反発◯ 続落-0.5%超で✕/±0.5%以内は△。 海外株や日経先物など逆引き不可能な銘柄は「未検証」になります。予想は投資助言ではなく参考情報です。
8月13日の東京市場は日経平均株価が553円高となり、後場にかけて上げ幅を広げてほぼ高値圏で取引を終えた。値上がり銘柄数が値下がりを上回り、上昇率でもTOPIXが日経平均を上回る展開となり、TOPIXは市場最高値を更新した。値上がり率上位には非鉄金属や銀行株が並び、銀行株の上昇がTOPIXの押し上げに寄与した。グロース250も1%を超える上昇となり、中小型株にも資金が向かっている。
前日夜に発表された米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.4%増と市場予想に一致し、サプライズはなかった。インフレ再加速の兆しが見られなかったことで、FRBが利下げ判断を急がず様子見を続けられるとの見方が広がり、決算内容が評価された半導体関連株を中心に買いが入った。マイクロン・テクノロジーは4.87%上昇して20日移動平均線を回復し、スペースXも11%上昇するなど値動きの良さが目立った。一方でダウ平均は引けにかけてマイナスに転じ、S&P500やNASDAQ100は陰線が続いており、指数チャート全体で見ると上値の重さも意識される。ラッセル2000は0.61%高で高値を更新した一方、フィラデルフィア半導体指数(SOX)は2.49%高ながら上昇率は縮小し、陰線での上昇となった。また米10年国債入札では最高落札利回りが4.683%と金融危機以来の高さとなり、金利の高止まりが株価の重しになる可能性には注意が必要だ。
売買代金上位に浮上したフジクラは、直近の値動きで大陽線が連続している。信用需給を確認すると、8月7日の決算発表週にかけて信用売り残が大きく増加していたが、直近ではこの売り残が2346万株から2021万株まで急減している。信用売りの決済は買い戻しを伴うため、決算発表前に積み上がったショートポジションが解消される過程で株価が押し上げられた可能性が高い。フジクラはボリンジャーバンドの+2σを上抜け、バンド幅も拡大しており、時価総額の大きさからTOPIX全体の押し上げにも一定の影響を与えたとみられる。
日経平均・TOPIXともにRSIは70を超えておらず加熱感は乏しく、上昇トレンド継続への期待は保てる状況だ。一方で米国主要指数の陰線継続や長期金利の高止まりは警戒材料であり、明日発表される米PPIの結果にもぶれが生じる可能性がある。日本株が米国株を上回るパフォーマンスを見せている中、本日のザラ場でも強い値動きを維持できるかが焦点となる。